妻を不動産屋に寝取られて…。 松井優子

松井優子に嫉妬する夫

僕は、息が出来ないほど興奮していた。許せない…。妻も許せないし、妻を寝取った男も許せない。けれども僕は、自分でも疑うほど股間を熱くさせていた。

今思えば、あの時の引っ越しが僕の人生を変えた。僕たち夫婦が暮らす賃貸物件の契約更新の時期を迎えたある日、引っ越すのはちょっと早いと思ったが妻の勧めもあり馴染みの不動産屋で物件を探す事になった。無事物件も決まり数日後、自宅前で妻が不動産屋の車から降りる姿を目撃した。妻は女の顔をしていた。まさか僕の妻に限って…言いようの無い感情が込み上げた。しかし僕は、さらに残酷な光景を目の当たりにする事になる。

不動産屋との痴態を目撃したあの日から僕は妻への復讐ではなく監視を選んだ。

「昼間みたんだ、このリビングで優子が不動産屋にイカされる姿を…」

「引っ越そうなんておかしいと思ったんだ、あの人にまた会いたかったんだろう？」
「ごめんなさい、もう会いませんので…」

許せない、僕の見えない所でヤルなんて。どうせヤルなら僕の見える所でヤッてくれ、優子が他の男を求める姿を僕はみたいんだ。