穂高結花がトラウマ寝取られ輪姦
イジメられていた過去から逃げるように上京した男。プロポーズにも成功し、幸せの最高潮だった。男の過去を知らない婚約者の彼女は、地元に行って両親に挨拶したいと提案する。「アイツらに会いたくない…」そう思いながら断りきれない男は、恐怖と不安を隠して彼女と地元に帰ってきた。そんな二人に、ガラの悪い男たちの影が近づいてきた…。
僕の彼女・穂高結花が地元の悪たちに輪姦された!
「明日、ひろしの実家イカないとね!」
彼女・穂高結花の何気ない言葉にハッとした。
職場で出会ったときから、地味な性格ながら抜群の容姿で目立っていた彼女。僕の内面を好きになってくれた初めての彼女だった。そして同棲からのプロポーズ。僕らは結婚を誓った。そんな彼女が当たり前のように言ってきた一言。僕は断りきれず、上京と同時に捨てたはずのあの忌まわしい地元に戻った。
あいつらに絶対会いたくない…。彼女についたウソがバレる…。何よりも奴らが怖い…。
「あ!懐かしのイケメンはっけ~ん!」
地獄のような学生時代へと一気に引き戻す一声…。
何年たっても変わらないあの頃の顔つき。僕をいじめつくした鮫島軍団。体が硬直し動かないところに突然背中に衝撃が走る。
いじめられていた過去を捨てたはずの僕を、あの日に戻す痛みだ。感じの良い満面の笑みを浮かべて結花に話しかける鮫島軍団。お人好しの結花は鮫島軍団を僕の友達と疑わない。僕は昔はヤンチャだったなんてウソを言うんじゃなかった…。
「え?皆さんがお祝いっしてくれるんですか?ありがとうございます!」
ハッと我に返ると、鮫島軍団が大ボスの鮫島の家へ僕ら連れて行こうとしている。
なんとか誤魔化して鮫島宅に行くことは回避したい。
「鮫島家に挨拶行くよな?サモハン」
小太り坊ちゃん刈り表現した当時の僕のあだ名。僕を当時のサモハンとして扱う。ここでの返事にNOの選択肢は無い。鮫島軍団は互いに目配せをする。その目は狂気と欲望に満ちていたのだった。