正義へと身を委ねたある女戦闘員の物語
今日も正義のヒーロー達にやられる戦闘員達…。次々とやられる仲間達の姿を見て逃げ出す女戦闘員。そして、その女戦闘員を追いかけるリュウセイブルー。追い詰められる女戦闘員の命は風前の灯…。リュウセイブルーは武器をかまえ攻撃を繰り出そうとする。しかしその時、突如リュウセイブルーに直撃する稲光。悲鳴をあげ倒れるリュウセイブルー…。女戦闘員はリュウセイブルーの生死を確認する…『し…死んでる…』助かった女戦闘員はその場から立ち去ろうとする。
しかし、その時脳裏に浮かぶのは今までの自分の境遇…。正義のヒーロー達からは追い立てられ、そして仲間達からはセクハラの毎日…。もし、自分が正義のヒロインになれたらどうなんだろう…と女戦闘員は倒れているリュウセイブルーの腕から変身ブレスレットを奪うと思わず呟く…『チェンジ!リュウセイブルー!』冗談のつもりで発した言葉…しかし、意外にも彼女の体は光に包まれリュウセイブルーへと変身する。そして、彼女は他のリュウセイジャー達をうまく誤魔化し正義のヒロインとして生きていこうとする。
そんなある日、偽リュウセイブルーの前に現れる敵怪人。彼女は怪人を倒し、一人前の正義のヒロインになろうと挑む。しかし、偽者の彼女が怪人に敵うはずもなく痛めつけられていく。そして、怪人の渾身の一撃が彼女の顔面を襲う。その時リュウセイジャー達が彼女を助けに来る。『コイツは俺たちがやる!ピンクはブルーを頼む!』対峙するレッドたちと敵怪人。その時『キャーーーーーーー!』叫ぶピンク。ブルーの介抱に来たピンクの目に入ったもの…それはブルーの破砕したマスクの中から見えている女戦闘員のマスク。遂にばれてしまった女戦闘員。彼女はリュウセイジャーの基地へと連れて行かれ尋問を受ける。そして女戦闘員は仲間を失ったリュウセイジャーによって…。