美しい母・KAORIの心と身体が徐々に間男に傾いていく絶望の物語
「お前の母さん、激しいのが好きなんだってさ」
うちの母・KAORIにかぎって…
それは絶対ありえない。誰もいなくなった放課後の教室は、数時間前までの喧騒が嘘のように静まり返っていた。自分の席の前まで歩き、シャーペンの先で彫った机の落書きに触れるとひんやり冷たくて、秋の訪れを実感させる。
「もう来てたんだ」
後ろから声をかけられて少し驚く。振り返ると友人が教室の扉近くに立っていた。
「本当にいいんだよな?」
準備は万端だといった笑みを浮かべる友人に、僕は内心呆れながら黙ってゆっくりと頷き返答する。きっかけは友人が僕の母・KAORIに興味を持ってしまったからだった。映画研究部に所属するコイツは映像機器の扱いには長けているものの、身の程を知らないというか、年上の女性に行為を持つ傾向にあって、僕の母・KAORIが小便臭い年下の学生なんか相手にするわけないのに、無謀にもアタックさせてくれと話してきた。
確かにうちの母・KAORIは、街を歩けば未だにスカウトのキャッチに捕まるほど若々しくて、用紙もスタイルも目を引くものだから、彼女か姉に間違われることは日常茶飯事で、そんな母・KAORIに惹かれた友人の気持ちもわからなくはない。でも残念だけど、母・KAORIは友人を鼻にもかけないだろう。それは間違いないのだけど、僕が一つだけ気になるのは母のKAORIが優し過ぎることだ。
息子が最も見たくないのも、それは愛する母・KAORIの痴態!
母性と優しにつけ込むま少年
数日後、友人は何かと理由を付けて僕の家に頻繁にやってくるようになると、母・KAORIとの距離感を徐々に縮めていった。大好きな母・KAORIをダマしている様でいたたまれない気持ちになったけれど、立ち直れなくなるくらいの醜い怒られ方をして憂鬱な顔で学校にくる友人の姿が目に浮かび、ちょっと楽しくなっている自分もいた。ところが、現実は残酷だった。
所詮はヌカに釘だとなめていた友人が隠し持つ、巧みな話術や自然な同情の引き方に徐々に籠絡されていく母のKAORI。それ以上はやめてくれ!悔しさや怒りのあまり噛みしめた奥歯がギリギリと音をたてる。それなのに、決して興奮してはいけないはずなのに、僕の股間は自分でも驚くほど異常な昂ぶりを見せていた。
嫌な気分になりたくないなら絶対に見ない方がいい考える最悪の絶望。「待って…、息子に知られたら困る…。」あきらめるように唇を許すと母は僕のクラスメイトにカラダを許した。