母・佐々木あきのプライベートな部分
うちの母にかぎって、それは絶対にありえない。
僕たち思春期の学生は大まかに次の二つのタイプに分かれる。四六時中エッチな妄想に夢中になっているか、そうでないかだ。母親の育て方のおかげか、躾の賜物なのか僕はそれなりにバランス感覚を持っている方なので、どちらかといえば後者のタイプになるのだけど、僕の周りの友達に関しては完全に前者のタイプになってしまう。
クラスのあの子とヤっただとか、女教師で童貞を卒業したいだとか、この間ネットで見つけた動画がエロ過ぎるだとか、休み時間になる度にそんな会話で盛り上がっている。僕だってもちろん興味がないわけではないのだけど、さすがにそんなのが毎回続くと辟易としてきて、つい「親の顔がみたいね」とボヤいてしまった。
しまった…。と思った矢先、友達はとんでもないことを言い出す。
「そういえばお前の母親ってスゲェ美人だよな…、できることならセックスしてみたいよ」
あまりのバカバカしさに一瞬言葉を失ったが、ハッキリと教えてやった。
「無理矢理、お前なんか相手にされないよ。醜い扱いされて笑われるのが関の山さ」
冗談めかして半笑いだった友人の表情はゆっくりと真顔になり、
「なるほど。そうか。じゃあさ、試させてくれないか?」
ウチの母は美人だし、とにかく真面目だ。何より僕は母を誰よりも信じている。それなのに何故か、嫌な予感がしていた…。
優し過ぎる母につけ込む魔少年
映画研究部に所属している友人は映像機器の扱いに長けていて、母(佐々木あき)が出かけている間に僕の家に上がると手際よく準備をしていった。大好きな母をダマしているようで初めはいたたまれない気持ちになったのだけど、ガタイは良いけどブサイクで話も面白くないし、完全無欠の”ガキ”である友人に僕の母がどうにかなるわけがないと確信していたから、こてんぱんに説教され肩を落として帰る友人の姿が目に浮かんで少し楽しくなっていた。
目を背けたくなるような瞬間は唐突に訪れた。
バカにしていた友人の巧みな話術、自然な同情の引き方に徐々に籠絡されていく母に怒りを覚える。それなのに、決して興奮してはいけないはずなのに、僕の股間は自分でも驚くほど異常な昂ぶりを見せていた。
美しい母・佐々木あきの心と身体が徐々に間男(友人)に傾いていく絶望の物語!
本当に綺麗な自慢のお母さんですよね。街を歩けばカップルと間違われるくらい若々しくて。息子としては鼻が高いんじゃないですか?もしあなたの友達に口説かれたらどうなるんでしょうね?きっと年下なんて相手にしませんよね?信じている母が知らないところで誰かにみだらに染められていく絶望感。今まさに不思議と背筋がゾクゾクしているんじゃないですか?
嫌な気分になりたくないなら絶対に見ない方がいい。考える最悪の絶望。息子が最も見たくないもの、それは愛する母の痴態。